ミネソタへようこそ。ミネソタを一言で紹介するのは大変難しいことですが、テレビ・ドラマ「大草原の小さな家」と言ったら、古く良きアメリカがまだ残っている町をご想像していただけるでしょう。

1858年にミネソタ州はアメリカ合衆国に参加し、1861年に起きた南北戦争ではリンカーン大統領に真っ先に賛同した州として、一番乗りで出兵し、戦争の勝利の決め手となったゲティーズバーグの戦いではミネソタ州の兵士の英知と熱戦のお陰でであったと歴史にも残っています。

ミネソタ人は「働き者」です。それは開拓時代からの農業従事の為の、勤勉と努力からきています。ミネソタ・ナイスと言う修飾語も親切で温厚で博愛主義の人が多いところからきています。ベトナムや朝鮮からの孤児受け入れではミネソタが一番多いというところにも人間の愛情の深さがうかがわれます。自分たちの住む社会、共同体を大切にする、と言う主義を主流にしている結果、治安は良く、社会福祉、教育、文化のレベルが高い。自分たちの生活や社会に対する権利と義務を十分に自覚しているために、政治に対する関心も高く、政治家でも優れた人材を溶出しています。

1900年代からアメリカでは近代化に拍車がかかり、ミネソタでも農業主体の州から、製造、ハイテク、流通、金融などの産業への遅れもとらず、現在ではアメリカ大企業の本社所在地としてはワシントンDCに次いでミネソタ州が多い。それ程、ミネソタ州には雇用に適した勤勉で学力が高く定着性のある労働力があり、産・官・学の共同体制が確立されている事から、将来も繁栄する環境が備わっています。

ミネソタ州のGDPは1千8百万ドルで、その中ツイン・シティでのGDPが約半分の90億ドルを占めており、アメリカの都市レベルでは第11位にランクされます。これだけの身近に大自然が迫っている田園都市でこれだけのGDPを創り出せる都市は他に類を見ません。従って、平均所帯所得でもアメリカの平均を遥かに上回り、その結果、小売、レジャー、娯楽においては大都市並の金額です。その証拠に全米最大規模のモール・オブ・アメリカがミネソタに1992年にオープンして、また、スポーツではバスケット、野球、フットボール、アイス・ホッケーの4つのプロ・スポーツが健在で3百万人の首都圏の人口でこれだけのスポーツ団体所有している都市もに類をみません。

他のどの州とも都市格では全く別国のミネソタにきてみませんか。観光に、業務視察に、高校・大学留学に大歓迎します。新鮮で快適な田園都市生活は一度経験したら、魅了されます。 皆様の一生涯に、貴重な体験と感動を提供する事をお約束致します。


KATAGIRI SHIRO