Kiku Enterprises TV—Health care, Agriculture

ヘルスケア業界の問題点
アメリカにおける看護士、栄養士、主治医

アメリカでは医療保険の高騰を巡って政治家、保険会社、病院、クリニック、医者、薬剤師、製薬会社、医療機器メーカーが各々の獲得パイを増やすために熾烈な闘争を広げています。こうした利益分配抗争の中で犠牲になっているのは保険を架ける消費者であり、看護士であったり、また低所得者層であったりします。特に過去ヘルスケアー業界では看護士の社会的地位が認識されていなくて、医者と病院との狭間で苦渋を虐げられてきました。そんな看護士の専門職としての地位を向上させるために過去10年の間に看護士組織・協会が医療機関における各種の問題を提起し、看護士の資格・地位が高く認識されるようになりました。 その結果として実際の現場では、看護士や介護士が医師に代わって診療や診断、簡単な医療手当ても出来る権限を持つようになりました。こうした医療業界に於ける歴史、改革、現状、将来への課題などをアメリカの医療の専門家の講義を聞き、実際に病院やクリニックでのアメリカの看護士の仕事に同行し、見学します。 日本ではまだまだ医療に関しては閉鎖的で厚生労働省や医師や医師会が大きな権力を握っていて、医療の本質的な改善が進んでいません。ヘルスケアー全般的な勉強から、アメリカでの問題点、将来期待される改善などを検証して、日本におけるヘルスケア業界の改善に貢献していただきたいと思います。
日本での対象団体;大学医学部、看護学部, 看護士・介護士協会、行政、社会福祉関連


場所; Minnesota State University, Mankato、Minnesota
    ミネソタ州立大学、マンケート校
    Mayo Clinic, Rochester, MN
    メヨ・クリニック、ローチェスター、ミネソタ
期間; 10日間研修(ご希望に応じて短縮することも可能です)。
    週末は観光、娯楽、モールオブアメリカでショッピング、スポーツ、
    アメリカの家庭訪問など。

研修内容と日程; 研修は月曜日から金曜日まで。週末は自由又は団体行事を計画します。
第1日目; アメリカのヘルスケア業界の概要説明、専門資格者の役割。
       MD,RN,MA,AP,QMR,などの職場責任・資格取得手続きの説明。
第2日目; メヨ・クリニック見学。 実際の看護士の仕事に同行し、研修する。
第3日目; 現場見学の意見交換。 
      ヘルスケアの現状と問題点。コストと保険の支払い組織。保険会社の種類。
      認証機関承認手続き、規則、反則処罰。看護士、医師の教育と資格更新制度。
第4日目; ミネアポリス子供病院視察
第5日目; 現場視察の意見交換。
      緊急・重症患者手当て。主治医の責任。特殊介護・看護
第6日目; St. Jude Medical(医療機器メーカー)訪問
第7日目; 医療機器メーカー訪問に関する意見交換
      病院内感染予防制度、糖尿病、心臓病、その他特殊疾病に関する講義
第8日目; Medtronic(医療機器メーカー)訪問。 ミネソタ州厚生労働丁訪問。
第9日目; 地域社会ベースのヘルスケアサービス。ホスピス。
      介護付リタイアメント・ホーム、介護士派遣個人住宅視察、
最後の日; 総合反省会。
      打ち上げパーティー

農業視察ツアー

訪問先: ミネソタ州とアイオワ州

視察の焦点:  2024 年の統計によりますと、ミネソタ州の農産物の生産高と輸出金額は前年を大きく上回り、トランプ大統領の第二期の時代が2025年に始まり、日本との貿易に良い政策が出されることを期待しています。ミネソタ州での穀物の生産状況の見学と酪農農家による、牛乳と食肉の最新情報について見学する機会があります。

アメリカ国内での関心も高く、受け入れ農家では訪問客への対応も完備しています。

下記、のYou Tubeにて、視察ツアーの様子が良くわかります。  

https://www.youtube.com/watch?v=YvOn51_Q2DU&t=24s

以上、3つの農家を見学するために、3つの農家が共同して視察ツアーを企画しています。

略して:Prior to the Plate AgriTour となりますが、目的は農地から食卓までへの安全で、効率の良い流れを追求し、消費者の健康を考慮して生産に集中している事を主眼としています。

https://www.youtube.com/watch?v=BBoDa_WvFmY

このKuttner Farmsクットナー農家ではとうもろこし、大豆、スイートピー等の生産で効率の

良い結果を出しています。コンピューターに寄る最新管理方法、最新機械等の導入で採取料が高くなり、農家としての生計はとても好評です。

https://www.youtube.com/watch?v=Te4mn4LNzeM

このSchiefelbein Farms シャイフェルバイン農家ではアンガス牛の専門農家で、酪農とサイエンスを統合した最新経営だと、アメリカのテレビにも報道されています。アンガス牛は平均750頭飼育しており、アメリカでは大規模の酪農家です。

https://www.youtube.com/watch?v=uOm3YII28gQ

こちらはKrause Farms、クラウス農家ですが、こちらではホルスタイン種の牛が専門で、牛乳の搾取量では最大規模な酪農家に属しています。先祖はオーストリアからの移民で、現在で4世代目。家族と友達に支えられて今日まで継承してきています。

ミネソタ州とアイオワ州はアメリカの穀倉地帯として、両州合わせて全米の50%程の収穫高を誇るくらい、農業が盛んです。アメリカ開拓時代から今日までこの地方の扶翼な土地はたくさんの開拓移民を魅了し世界に先駆ける農業技術も開発しました。如何に農業が近代化と機械化を進め、収穫の生産性を高め、食品の安全管理をしてきたか、に焦点を合わせます。

1)ミネソタ大学農学部

  Dr. Jerry Shurson      

  University of Minnesota

  Professor of Swine Center

  養豚農業効率化と農家と食品小売店との連結のために貢献。教授は養豚産業改善のために、  

  日本にも何回か講義で訪問しています。www.cvm.umn.edu/swine/

  Prof.James Orf

  University of Minnesota

  Soybean Breeding and Genetics

  大豆の品種改良の研究では世界に認められている教授で、GMOの先駆者と言われる。日本

  向けに、豆腐や納豆に適した品種改良に成功。

2)ミネソタ州政府農務省

  Mr. Paul Hansen

  Minnesota Trade Office

  ミネソタ州にとって、日本はカナダに次いで2番目に大きな輸入国。家畜から野菜、穀物、

  果実まで、ミネソタ州からの海外への輸出の担当者。日本には深い知識を持っています。

   www.mda.state.mn.us  or www.dted.state.mn.us 

3)Hollandale Farm

  The Reynen Family

  野菜農家で芋、人参、たまねぎ、スイートコーンでの大型農家。

4)Well, Minnesota

  Johnstein Family 

  珍しいトマトの水栽培で有名。土壌栽培より水栽培の方が味も良く、生産性も高い。

5)Zierke Company

  Morris, Minnesota

  ザーキー社は養豚農家では早くから人口受精に関与し、AI(精液採取研究所)は独自の

  運営で国内・海外への輸出にも力を入れている。雄豚の品種改良にも努力し、日本への関心が強く日本人の好みにあったホワイト・マーブルの多い豚肉作りに成功した。また、AI用の精液の開発と輸出で愛知県養豚組合と業務提携した。 ランドレース、ヂュロックなど種豚豚舎、AI研究所の見学とプレゼンテーションを受けます。www.zierkecompany.com

6〉Compart Boar Store, Inc. 

  Nicollet, Minnesota

  コンパートは大型養豚種豚農家で、ザーキー社とは経営論理が違う。 比較的大量飼育、大量生産をすることにより、生産コストの低減を果たしている。www.compartboarstore.com

7)The Claussen Farm

  Glenville, MN

  大鹿の生産と加工、使用方法などを見学します。

8)Nicheville Farm

  Owatonnna, MN

  バッファロー農家の最大手。

9)Sunny Fresh Foods

  Winona, MN

  サニーフレッシュ・フーズ社は1999年にマルコム・ボールドリッジ大賞の品質管理部門の中

  小企業分野で最優秀賞を受賞。当社は穀物・食品の大手カーギルの子会社。従業員380人、

  食品の提供は大手のレストランチェーン、学校、コンビニ、病院などが多い。

10)Minneapolis Grain Exchange

  Ms. Dian LaBelle

  1881年に創立した中西部最古の穀物取引所。ホワイト・シュリンプとブラック・タイガー・

  シュリンプはアメリカ国内唯一の取引所。

11)Cargill Corp. Minneapolis, MN

  Mr. Evan Williams

  アメリカ最大規模の穀物と脂肪種子の商社で、農業経営もしている。

12)Farm America

  1860年から現在に至るまでの農業の変化が一見してわかるように、農業施設、土地事情、ま

  た、近郊の人たちの生活についての見学と説明がある。www.farmamerica.com

13)Haubenschild Farm

  家畜の糞尿を電力に還元して農業の機械化、エネルギーの省力化に貢献。

    www.mnproject.org/digestation

14)Minnesota Pork Producers Association ―――養豚組合

     豚肉を“The Other White Meat” と呼んで、鶏肉と同等以上の品質を振興、開発を奨励し、

  業界での認知に努力している。

  www.theotherwhitemeat.com , www.mnpork.org

15)Swin Genetics Int‘l Ltd.デモイン、アイオワ州

   Mr. Bob Naylor

   種豚の精液輸出ではアメリカでは大手の会社で日本に向けては20年前から成功している。

   デモインという、養豚業界のメッカに位置しており、恒例のWorld Pork

   Expoでは重要な役員を務めている。www.swinegenetics.com

16)NPPC(National Pork Producers Council) Des Moines, Iowa

   全国養豚組合として豚肉の開発の為にHACCP, GPPs, PGA、チェックオフ・システムなどを導入して、R&Dに力を入れると同時に、市場への公報宣伝を役目とする。

   www.nppc.org

17)Garst Farm Resort

   Coon Rapids, Iowa

   www.farmresort.com

   大きな農地の中に、酪農、養豚、野菜栽培などの実際の農業を経営する傍ら、教育と観光 

   の為の、セミナーやツアーを提供しており、学生から農業経営者まで幅広い訪問客を受け

   入れてくれる。 現地では実際の農業体験が出来るほか、ピクニック、キャンプ、乗馬、

   カヌー、魚釣り、サイクリング、バード・ウォッチングなど屋外行事に参加する事も出来る。

   またファーム・スティー希望の人たちには山小屋や簡易宿泊が提供される。